■今回および累積の助成金額
研究助成 件数・額 |
国際交流助成 件数・額 |
合計 件数・額 |
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今回(第31回) | 48件 1億8,564万円 |
(前期のみ) 6件 (前期のみ) 286万円 |
54件 1億8,850万円 |
累積(第1回~第30回) (立石賞15件を除く) |
793件 20億9,646万円 |
504件 2億3,959万円 |
1,297件 23億3,605万円 |
2020年度 研究助成 受領者および研究課題一覧
【研究助成(S)】最大3,000万円(間接経費含む)/3年を助成 研究期間:2020年4月~2023年3月
No | 代表者氏名 | 所属・職名 | 研究課題 |
1 | 横川 隆司 | 京都大学大学院 工学研究科 教授 |
人工透析患者の減少を目指すオールヒトiPS細胞腎臓糸球体チップの開発 |
2 | 依田 育士 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 主任研究員 |
ジェスチャインタフェースの基盤技術の高度化と臨床評価に関する研究開発 |
申請件数:16件,採択件数:2件 助成金額 59,991千円
【研究助成(A)】
最大250万円(直接経費)を助成 研究期間:2020年4月~2021年3月
No | 氏名 | 所属・職名 | 研究課題 |
1 | 秋山 佳丈 | 信州大学 繊維学部機械・ロボット学科 准教授 |
インクジェット超瞬間凍結による凍結困難バイオリソースの凍結保存への挑戦 |
2 | 雨谷 弓弥子 | 千葉大学 環境健康フィールド科学センター 特任研究員 |
人工光型植物工場におけるPhenotypingシステムの開発とその利用 |
3 | 有田 輝 | 立命館大学 理工学部 助教 |
優しく触れるロボットのための連続的接触遷移制御の理論究明 |
4 | 石川 博 | 早稲田大学 理工学術院 教授 |
画像空間の構造と画像変換ネットワークの構造の関係の研究 |
5 | 牛山 潤一 | 慶應義塾大学 環境情報学部 准教授 |
義足歩行の習熟を支える神経基盤の理解とその定量評価システムの開発 |
6 | 木下 史也 | 富山県立大学 工学部電子情報工学科 講師 |
高齢者の視機能領域の拡大を目的としたビジョントレーニングシステムの開発 |
7 | 木村 新 | 国立スポーツ科学センター 研究員 |
技能継承システム開発に向けた関節間の協調関係に関わる技能の形式化 |
8 | 木本 充彦 | 慶應義塾大学 理工学部 訪問研究員(日本学術振興会) |
仮想空間における触れあいインタラクションに着目したプレタッチの研究 |
9 | 上瀧 剛 | 熊本大学 工学部情報電気工学科 准教授 |
熊本城復興支援のための石垣表面テクスチャの照合技術の開発 |
10 | 茂里 康 | 和歌山県立医科大学 医学部 教授 |
先天性色覚障がい者の色識別能力を改善する演色性の良い照明光源の試作 |
11 | 高橋 容子 | 順天堂大学 保健医療学部理学療法学科 助教 |
転倒予防に向けた脊髄神経基盤の解明とロボットリハビリテーションの開発 |
12 | 髙山 祐三 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 創薬基盤研究部門 主任研究員 |
心臓機能を調整する自律神経活動のin vitroモニタリング・コントロール技術の開発 |
13 | 武田 隆宏 | 第一工業大学 工学部機械システム工学科 講師 |
マルチモーダルTrail Making Testに基づく高次脳機能障害の評価システムの開発 |
14 | 張 潮 | 福井大学学術研究院 工学系部門 助教 |
一人称カメラを用いた歩行時の姿勢推定と視覚障がい者の感覚代行への応用 |
15 | 任田 崇吾 | 石川工業高等専門学校 電子情報工学科 助教 |
高精度カフレス血圧計測のための脈波測定条件の探求 |
16 | 長津 裕己 | 中央大学 理工学部 助教 |
状態観測器とマルチセンサ情報の統合に基づく動作の手伝え教示 |
17 | 長濱 峻介 | 早稲田大学理工学術院 総合研究所 研究院講師 |
分布型触覚センサSoft-MPS Arrayの開発 |
18 | 中村 友彦 | 東京大学大学院 情報理工学系研究科 特任助教 |
ウェーブレット解析と深層学習に基づく時間領域音源分離の検討 |
19 | 新田 尚隆 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 健康工学研究部門 主任研究員 |
自律的に駆動するパッチ型超音波振動子を用いた感染防止システムの開発 |
20 | 原 正之 | 埼玉大学大学院 理工学研究科 准教授 |
協調的動作により“存在の感覚”の実験的誘起を可能にする基盤技術の創成 |
21 | 平田 晃正 | 名古屋工業大学 先端医用物理・情報工学研究センター センター長(教授) |
センシングと物理・生理統合計算のデータ同化による熱中症リスク管理 |
22 | 福井 隆雄 | 東京都立大学 システムデザイン学部 准教授 |
バーチャルリアリティ環境下での擬似触覚生成に関わる行動・生理指標の抽出 |
23 | 福里 司 | 東京大学 情報理工学系研究科 助教 |
ラフスケッチ画から高品質な3Dキャラクタを制作するための深層学習フレームワーク |
24 | 真下 智昭 | 豊橋技術科学大学 機械工学系 准教授 |
柔軟超音波モータを用いた内視鏡ロボットの開発 |
25 | 舛屋 賢 | 東京工業大学工学院 機械系 助教 |
関節可動域訓練のための人と親和性の高い下肢装具型ロボットの可変インピーダンス制御 |
26 | 松本 理器 | 神戸大学大学院 医学研究科内科学講座 教授 |
超高齢社会での医療応用をめざしたウェラブル脳波デバイスの開発 |
27 | 宮城 桂 | 沖縄工業高等専門学校 情報通信システム工学科 講師 |
人とAIが調和する技能伝承支援基盤の構築-琉球古典音楽・歌三線の普及に向けて- |
28 | 宮嵜 哲郎 | 東京大学大学院 情報理工学系研究科 助教 |
空気圧駆動歩容アシストスーツの圧力ベース歩容推定を用いた歩行・走行トレーニング装置 |
29 | 宮本 裕士 | 熊本大学 熊本大学病院 消化器外科 講師 |
人工知能を用いたCTテクスチャ解析による消化器癌化学療法の効果予測 |
30 | 森 信介 | 京都大学 学術情報メディアセンター 教授 |
生命科学実験の実施映像からのプロトコル文生成 |
31 | 森脇 健司 | 弘前大学 理工学研究科 助教 |
粘着特性も測れる指先装着型触覚提示デバイスの開発 |
32 | 吉田 昭太郎 | 中央大学 理工学部電気電子情報通信工学科 助教 |
有機電子回路とハイドロゲルを融合した生体計測用ソフト電子デバイスの開発 |
33 | 渡邊 哲陽 | 金沢大学 理工研究域フロンティア工学系 教授 |
ロボットの協働操作による自閉症者の言語・非言語コミュニケーション訓練 |
34 | Wang Lu | 慶應義塾大学大学院 理工学研究科 特任助教 |
ブラインド信号源分離に適用する非線形混合のマルチ部分空間表現に関する研究 |
申請件数:143件,採択件数:34件 助成金額 96,038千円
【研究助成(B)】
最大500万円(直接経費)を助成 研究期間:2020年4月~2022年3月
No | 氏名 | 所属・職名 | 研究課題 |
1 | 今井 喜胤 | 近畿大学 理工学部応用化学科 准教授 |
精密ロボットアーム操作を支援する3Dディスプレイ用回転発光LEDの開発 |
2 | 桑名 健太 | 東京電機大学 工学部 准教授 |
メンテナビリティ・セキュリティ・セーフティを考慮した分娩室運用管理システムの研究 |
3 | 南 征吾 | 大阪河崎リハビリテーション大学 リハビリテーション学部 講師 |
慢性重度片麻痺上肢の回復に有効なサイバネティック機能的電気刺激装置の開発 |
申請件数:20件,採択件数:3件 助成金額 17,140千円
【研究助成(C)】
博士後期課程の学生に年間50万円(直接経費)を助成 研究期間:2020年4月~(最大3年)
No | 氏名 | 所属・職名 | 研究課題 |
1 | 礒本 俊弥 | 筑波大学大学院 理工情報生命学術院システム情報工学研究群 博士後期課程 |
意図しない操作に対して堅牢な視線に基づくコンピュータの操作手法 |
2 | 岩﨑 雅矢 | 大阪大学大学院 工学研究科 博士後期課程 |
エンゲージメント推定によって場の雰囲気を読む接客ロボットのフィールド研究 |
3 | 加藤 辰弥 | 東京大学大学院 総合文化研究科 博士後期課程 |
上-下肢間の協調運動の巧拙に関わる差異の検証と脳刺激による協調運動能力への介入 |
4 | 陳 思楠 | 神戸大学大学院 システム情報学研究科 博士後期課程 |
コンピュータビジョンとエージェントを活用した在宅介護支援に関する研究 |
5 | 彭 祖癸 | 東京工業大学大学院 工学院・機械系 博士後期課程 |
人工細胞膜と受容体タンパク質を利用した脳神経インタフェースの開発 |
6 | 村上 弘晃 | 北海道大学大学院 情報科学研究科 博士課程 |
博物館における実世界センシングをベースとした学習支援プラットフォームの基盤構築 |
7 | 山下 尚人 | 京都大学大学院 工学研究科 博士後期課程 |
ウェアラブルデバイス応用に向けたフレキシブル体温発電素子の開発 |
8 | 由井 朋子 | 奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 博士後期課程 |
歯科医療におけるハンドスケーリング技術の定量的評価手法と訓練システム開発 |
9 | 王 子洋 | 筑波大学 システム情報工学研究科 博士後期課程 |
深層学習による身体動作予測に基づくVR/AR遠隔協調作業システムの開発と評価 |
申請件数:26件,採択件数:9件 助成金額 12,471千円
2020年度前期 国際交流助成 受領者および助成内容一覧
【国際会議発表】最大40万円(直接経費)を助成 実施時期:2020年4月~9月
No | 氏名 | 所属・職名 | 国際会議 | 開催地 |
1 | 井上 智好 | 京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 博士後期課程 |
Digital Holography and 3-D Imaging (DH)/ The Optical Society (OSA) |
ヴァンクーバー、 カナダ |
2 | 大塚 美緒子 | 埼玉大学大学院 博士後期課程 |
18th European Conference on thermoelectrics 2020/ European Thermoelectric Society |
バルセロナ、 スペイン |
3 | 大保 武慶 | 東京工芸大学 助教 | World Automation Congress 2020/Mo Jamshidi | 台北市、 台湾 |
4 | 寺島 修 | 富山県立大学 講師 |
27th International Congress on Sound and Vibration (ICSV27)/ The International Institute of Acoustics and Vibration (IIAV) |
プラハ、 チェコ |
申請件数:14件,採択件数:4件 国際会議発表助成金額 1,359千円
国際会議発表助成の助成内容は、選考時点のものです。
【短期在外研究】
最大70万円(直接経費)を助成 実施時期:2020年4月~9月
【短期在外研究】
最大70万円(直接経費)を助成 実施時期:2020年4月~9月
No | 氏名 | 所属・職名 | 研究課題/共同研究者 | 実施地 |
1 | Quang Dinh Nguyen | 北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 博士後期課程 |
人間との接触を許容するドローンの制御方法の開発/ Giuseppe Loianno 先生・ニューヨーク大学、Tandon School of Engineering、研究室長・助教 |
ニューヨーク、 アメリカ合衆国 |
2 | NAYEEM MD OSMAN GONI | 東京大学 博士後期課程 |
胃腸運動ワイヤレスモニタリングのための生分解性かつ経口摂取可能な圧電センサ/Canan Dagdeviren・Assistant Professor and Director of Conformable Decoders Group, | マサチューセッツ、 アメリカ合衆国 |
申請件数:4件,採択件数:2件 短期在外研究助成金額 1,498千円
短期在外研究助成の助成内容は、選考時点のものです。おもな研究助成の抄録
研究助成(S)代表者氏名 | 横川 隆司 |
所属・役職 | 京都大学大学院 工学研究科 教授 |
分野 | 生活・健康 |
研究課題名 | 人工透析患者の減少を目指すオールヒトiPS細胞腎臓糸球体チップの開発 |
研究概要 | 本研究では、ヒト由来のiPS細胞と機械工学的に作製した微小環境(細胞ニッチ)を融合することにより、未だ再生医療分野で実現していない腎臓ろ過機能の再構築という課題に挑戦することを目的とし、オールヒトiPS細胞の腎臓糸球体チップの実現に取り組む。腎臓糸球体チップは、血液側と尿側を模したマイクロ構造および細胞外基質からなる微小環境と、ヒトiPS細胞から分化誘導した糸球体足細胞と血管内皮細胞を組み合わせて、生体内に近い糸球体機能を再現する。血液から尿への腎臓ろ過機能が再現されれば、これまでの血液透析装置では担うことのできなかった腎生理学的機能を有する新たな細胞?機械融合型の血液ろ過システムが実現する。 |
代表者氏名 | 依田 育士 |
所属・役職 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
分野 | 生活・健康 |
研究課題名 | ジェスチャインタフェースの基盤技術の高度化と臨床評価に関する研究開発 |
研究概要 | 各種情報機器(パソコンや家電等)の通常操作が困難な重度運動機能障がい者をファーストターゲットとし、市販の3Dカメラを一般のパソコンに接続し、開発ソフトウェアをインストールすることで、残存する随意性のある身体部位の動きをスイッチとして、情報機器と障がい者の融和を促進するジェスチャインタフェースの研究開発を行う。この人間機能拡張、情報機能拡張の研究により、障がい者の社会参加の増進が想定される。障害者自身や家族らと協調しながら社会実装を進め、ジェスチャインタフェースを本当に必要とするユーザを対象に研究開発を行うことで、最終的には高齢者・健常者にまで利用可能な次世代インタフェース技術の研究を行う。 |